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本ができあがるまで

四辻藍美さんのアイヌ刺繍の本「一本の縄から始まる」が出来上がった。

長野のメンバーが中心となって作ったこの本。
藍美さんは、毎年マゼコゼでの展覧会のDM写真を撮ってくれている夏海ちゃんに,この本に載せる写真を全部撮ってもらいたいと最初に言っていた。
その希望が一本の縄となって,この本が最終的に出来上がったんだと本を手にしてつくづく思う。

モデルになってくれた仲間は、マゼコゼに普段からよく集まってくれている人々。そして自分もモデルとしてうつっている。
藍美さんのアイヌ刺繍は優しい。この本を見ていて本当にそう思う。包み込むような優しさに満ち溢れている。

雪のなかで藍美さんのアイヌ刺繍の着物をまとう。

 upas  アイヌ語で雪

u はアイヌ語で互いにという意味で pasはアイヌ語で走るという意味。

雪は天から競争して村へ遊びにくるとアイヌは考えていたと聞く。
そんな風に考えられるアイヌの人たち。その感性に少しでも近づきたいとこの本を作りおえて深く思う。

また雪がふる時期が来たら,この言葉を思い出す。
競争して遊びにきてくれた雪と今年はたくさん遊びたい。

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by cafe_mazekoze | 2017-05-06 23:10 | お知らせ | Comments(0)
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