今年、長野市は早くから雪が降って冬らしい12月。
長野暮らし5年目に突入した私は、今年はいろんな面で長野に暮らしているからこういった経験できるんだなと思うことが多い。 先日も頂いた鹿肉が冷凍してあったので皆で料理をして食べようということになった。 そんな機会も長野市に住んでいるからできるのだが、ちょうどその日の昼間、マゼコゼに来てくれたメンバーで長野市街地への野生動物の出没の話から始まって猟友会の現状、野生動物の急激な増加にもかかわらずハンターは少なくて、獲物を捕獲したものの解体保存する作業は大変な上に、調理して食べるまでにたどりつかないことも多いという事実をいろいろと話していた。 そして、夕方から頂いた鹿肉と猪肉を皆で調理して食べる運びとなった。 先月、娘は鹿肉を初めて食べて、その美味しさに驚き「松阪牛より美味しかった。」と言っていた。松阪出身の私は「そんなに美味しなんて・・・」と驚きを隠せなかった。 そのとき鹿肉を持ってきてくれたのはワイルドライフサービスの後藤さん。 後藤さんは「たあくらたあ」(信州発産直泥つきマガジン)にずっと野生動物について連載している方だが、彼が書いた「たあくらたあ」(信州発産直泥つきマガジン)Vol.23に載っている文で・・・「野生動物の肉をおいしく食べようとする努力とは、必然的に彼らの生き様、死に様に思いをはせる事であり、死んだ彼らの魂に寄り添うことなのだと思います。「肉を食べる」という行為はそういう意味であり、そこを知ってもらうためにもBSCNの活動に力を注いでいきたいと考えています。」 (BSCN(Bear Smart Community Nagano)とは、、野生動物と折り合いをつけ、この日本(長野)において、永続的に野生動物と人間が共存していける社会を作りあげることを目的とし、活動している団体。) ・・・の言葉が頭に浮かんだ。 以前この文章を読んだときは、まだピンとこなかった私だが、昨年あたりからお婆ちゃんの家にいくと鹿の鳴く声が聞こえたり、長野駅に熊が現れたり、知り合いから鹿肉や猪の肉を頂いたりと、野生動物が自分にとってだんだん身近となってきた。 野生動物と人間が共存していける社会とは?と考えながら、みんなで調理をした鹿肉と猪肉をいただいた。 長野暮らしがちょっとは板についてきたかなと感じる今年の12月だった。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
by cafe_mazekoze
| 2013-12-31 00:19
| マゼコゼなこと
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