カテゴリ:Artなこと( 85 )

出会ったコト・ヒト・モノ  額

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↑ Gerhard Richter "Merr"


もうすぐ知り合いの額屋さんのお店がオープンする。
とても楽しみ。
http://flatfile.exblog.jp
私は絵や彫刻を家に飾るのは大好きなので額は大事だと思うのだけど、額選びって結構難しい。
作品が何で描かれているか何で作られているかにもよるし、その土地の気候、湿度も勿論大きく左右する。
我が家にはGerhard Richter の写真の作品があるのだが、この作品は買った時からすでに額に入っていて、東京からこちらに引っ越すさいに一度売ろうと友達の画商に聞いたところ、Richterの写真だったらもちろん売れるけど状態を見せてと言うことで、見てもらったことがある。
しかし写真が額にくっついていて、それを修復するにはかなり大変ということで、家宝にしておきなよという話になり、今はマゼコゼの階段のところに飾ってある。
いろいろと教えてもらえそうな額やさん。展覧会もあるそうで楽しみだ。
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by cafe_mazekoze | 2010-03-11 23:37 | Artなこと | Comments(2)

土雛と娘の絵

今日はAさんたちと土雛を中野市に見に行く。以前から見たかった土雛。
中野市ではお雛様だけでなく土人形を総称して土雛と呼ぶようで、今月はいろんなお店のショーウインドーなどに土雛が並んでいる。
今日はしとしと雨の一日で人通りもまったくないと言ってもいいほどだが、ひっそりと?いろんなお店に土雛が並んでいた。
見ていたときは、なんとなく思っていた以上に地味な感じがしたのだが、家に帰ってきてから土雛のぼてっとした感じや表情が妙になつかしく、よかったな~と後から感じる。

そして、娘がもうすぐ春休みだからと学校から持ち帰ってきた絵を先程見せてもらったら、土雛のような、ぼってり感のなかなか素敵な1枚があった。焼き芋を掘っている自画像だそうで、なんだかかわいい絵だな~と、ほっこりする。

Aさんたちと一緒に小旅行楽しい1日だった。

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     ↑ 「ちょっと顔がこわい」と本人としては失敗作?
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by cafe_mazekoze | 2010-03-06 21:46 | Artなこと | Comments(4)

マゼコゼ発・日常彫刻

いつもcafeマゼコゼ日記をご覧頂き、ありがとうございます。

cafeマゼコゼは、昨年の11月末にオープンしてから3ヶ月がすぎました。
もともと、“超のんき者”な私たち。
色々な人々の協力や助け無しでは、全くやって行けてはいないと思います。ほんとうにいつもありがとうございます。今は正直なところ、日々の出来事や出会いにどうにか付いて行くのがやっと…といったところ。
ここまで本当によく頑張ってくれている妻は、ついに今日はダウン。
アワアワしている間に春はもうすぐそこまで来てしまっているし、長野に来てから早1年だし、真剣に考えなきゃなぁ…と焦りつつ、急には止まれない、変われない、自分にうんざりしながらの今日この頃です。

私(夫)は、皆様への感謝しつつ、そして自身の頭の中の整理も兼ねつつ、日頃…最近、私たちが何をしているのか?とか、どうしてcaféを始めたのか?とか、こんなことができたらいいなぁ…とかを少しずつ綴ってゆけたらと思っています。そこで今回は、RIKI-TRIBAL・小池マサヒサ←私が製作し、マゼコゼで販売も始めたモノの幾つかをご紹介したいと思います。

日常彫刻 「キ」・「テツ」
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上 「キ・クルミミ」:¥1800 下「キ・クルミヨ」:¥2400
材料はクルミ(旭山産)+鉄

「日常彫刻」とは、
気がついたことをメモするような感覚でつくる彫刻のような落書きのようなモノ。
時に、工芸品のようなカタチの時もあるけど、なんだか使い道のわからないようなカタチのものもあります。最近になってようやく、自分には量産ができない…ということを深く自覚しました。

…マゼコゼでは、薪ストーブを使っているのですが、今年の冬の薪は、主に親戚の山(芋井地区)で間伐した杉材で、+近所から出る雑木(梅や林檎やケヤキなどの剪定枝)なんかを使っています。
先日、「やばい!薪が底を尽きそうだ!」と焦っていると、父から「カタクリのそばの雑木を片付けて持ってけ。薪にしていいぞ」と言われ、雪解けを待って片付け。
私の父は、旭山の麓に群生するカタクリを保全するグループ(カタクリの会)加わっているのですが、そのあたりを掃除したり整備したりしたときに出た雑木の中にあったクルミの木を使ってつくったのが上の日常彫刻。このクルミの木は市内からも近い旭山で自生して育った木。近くにはまだ何本かクルミの木がありました。このクルミに実が付くのかどうかは未確認です。
家具材としても人気のあるクルミはもちろん薪にはなるけど、旭山産のクルミを長野市に暮らしながら使えるのはとってもいいなぁ…と思いながらつくったのがこの彫刻。

「これは何に使うんですか?」という質問は当然あるでしょうね。
…でも、気になさらずどうぞご自由に、あなたが感じるままにお使い下さると嬉しいです。
現在、マゼコゼにて展示販売中です。是非手にとってご覧下さい。
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「キ・クヌギヨ」¥2800
材料はクヌギ (芋井地区の山で育った木が板材になって長らく納屋の壁材として使われていたもの)
+鉄 


私の生き方を決定づけたのは美術の選択、そして彫刻という表現方法との出会いでした。
芸大に行きたい!と言って長野から東京に行ったのが18歳の時
「東京に行く」が目的だった私にとっては、美術も彫刻も目的を達成する為の唯一最善の方法というだけで、その選択が私のその後の生き方を大きく左右するというあたりまえのことを当時の私は全く考えてはいなかったような気がします。
でも私がその方法を唯一と思い込んだことには大きな理由がありました。
その理由は、修学旅行で行って見た、奈良・東大寺南大門の金剛力士像(仁王像)、そして、生まれ育った長野市・善光寺・仁王門の仁王像。この二カ所4体の彫刻像がそれ。a0162646_22351583.jpg
「俺もあれと同じ彫刻がつくってみたい」
と思ったのが東大寺の仁王さん。
…で、「おッ、そう言えば、こんな近くにも同じのがあるじゃね~か」…ってのが善光寺の仁王さん。
だから美術、だから彫刻なんです。
今だからこんな話もできるようになったけれど、なにせ当時、やんちゃな10代の頃の話しです。仏像に感動してるなんて照れくさくて。だから友達には胸の高鳴りを悟られないように、かなり下から目線で見上げていたからでしょうか?異様な迫力…という印象の東大寺南大門金剛力士像は鎌倉時代(1203年)の運慶作。一方、善光寺仁王門の仁王像は、高村光雲と米原雲海による合作で大正8年作。運慶が生きた時代と光雲が生きた時代には約700年の違いがありますが、高村光雲が運慶らによる鎌倉彫刻に強く影響を受けていたことは、善光寺仁王門の仁王像を見れば明らか。
まさか彫刻を…、美術を自分の生き方にするなんて考えてもいなかったあの頃。
「東大寺の仁王像は確かに迫力あるけどさ、でも善光寺の仁王像だって負けちゃいね~よなぁ…」と思いながら、善光寺の近くで生まれ育ったことが嬉しくもあり誇らしくも思ったものでした。
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by cafe_mazekoze | 2010-03-03 20:50 | Artなこと | Comments(1)

RIKI-TRIBAL Art


マゼコゼの夫こと小池マサヒサです。
マゼコゼのBlogの投稿は殆ど 妻・つねこさん にまかせっぱなしですが、でもどうせマゼコゼなんだから自分が書いたりするのもマゼコゼでいいかな?と思いつつ書いてみることにしました。
自分が書き始めると、くどい!長い!面倒臭い!そんなこたぁどうでもいい!…ってことになりがちなので、自分専用のつぶやき…ぼやき?Blogがあるのですが、もう何ヶ月も投稿はストップしたままです。
ほんと、いい加減です。
長野に居を移してもうすぐ1年。
なのに未だ机のまわりには、片付けもできていない書類も仕事も山になったまま。
こんな自分…。どう考えても、なんかの病に侵されているに違い無い…
ある人からは真面目に、「小池さんは絶対、脳になんらかのキズあると思うよ…」と言われたりもするのですが、こうなってくると、「そうかもなぁ」と心底思ったり、ちょっとは悩んだりもする今日この頃です。
そうは言っても、こんな私の頭の中と同様?マゼコゼはまぜこぜに展開して行く他無いかとも思いますが、
今後ともどうかマゼコゼとお付き合い頂けますよう、よろしくお願いいたします。

私たちが長野に来る以前、
東京では、PlanterCottageという場をつくり、そこを拠点に活動を展開してきました。
1999年に始まる、この場づくりは私と妻の二人のRIKI-TRIBAL名義による最初のアートプロジェクト。以来、私たち二人…RIKI-TRIBALの活動の根底には常にArtがあります。
私たちの活動を他者がArtとして見るかどうかをあまり気にしませんが、自分たちの出発点がArtであることはとても大切で今後もRIKI-TRIBALである以上は、そこが揺らぐことはないと思います。
マゼコゼという場づくりもまた、RIKI-TRIBALがPlanterCottageという場で出会ったコト・ヒト・モノとの関わりあいの中で考え、育んできたArtがあったからこそ始まったのだと思います。
このマゼコゼというアートプロジェクトはまだ始まったばかり。
私たちがマゼコゼという場づくりを進める上で、まず最初にcafeという要素を選択したのは、そんなArtを皆さんに知ってらいたいと思ったから…。
Artは日々の暮らしの中にあってからこそのArt
マゼコゼにとってのcafeは、そんなArtを発信できる唯一のメディアのようなもの。
かつて現代美術のギャラリストであった妻は彼女の視点で私たちに元気を与えてくれるArtを紹介しようかな?…と言っているので、そんなことも楽しみにしていて下さい。

…ということで、今回は私のお気に入りの音源をご紹介。
今年こそ、なんとかこの音色の鉄器をここでつくりたいと思っているのですが…。


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by cafe_mazekoze | 2010-02-18 00:17 | Artなこと | Comments(4)

出会ったコト・ヒト・モノ 花回廊

毎年長野市で5月のゴールデンウィークに行われる善光寺花回廊。
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  ↑ 2002年の長野善光寺花回廊「インフィオラータ」

今年は花回廊イベントの花キャンバスを夫の小池雅久が担当することになり、今日はマゼコゼにて、いろんなプランがとびかう。(笑)
そんな話を聞いて、思い出したのがイタリアの『インフィオラータ』。
イタリアの花回廊に、かつて出展していた作家エンゾクッキーのことを思い出した。。。

もう17年ぐらい前になるが、私が当時勤めていた画廊ではイタリアの作家を扱っていて、最後に私が出張で海外に行ったのがエンゾクッキーというアーティストが建築家のマリオボッタが作る教会に壁画を描くということで、それを見に行ったことがある。
イタリアのローマから飛行機でマリオボッタの生まれたスイスのルガーノに行った。
そして、マリオボッタの事務所を拝見して、そのあと教会を見に行った。
まだ、教会は工事中だったけど、エンゾの両手で何かをすくうような絵が見えた。
初めてのスイス、しかもルガーノ。教会はもうなんと言ったらいいか。。。というぐらい感動した。
エンゾクッキーは生粋のイタリア人らしく、私がイタリア語が話せないと知っていても、そんなことはどうでもいいというぐらい、イタリア語で思いっきり教会のことなど説明してくれたけど全くわからず。(笑)
でも、ただただ感動したのを覚えている。
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          ↑ 教会内のエンゾクッキーの壁画

教会から見る景色ももう何とも言えず。
モンテタマーロだったと思うけど、もうその時はイタリア語やフランス語やドイツ語がとびかい、英語でしか話せない私としては、いろいろ聞きたかったけど、ただ目にはいるものに呆然としていた記憶がある。

ちょっと笑われそうだけど、長野市に引っ越してきて少しルガーノに来たみたいと自分のなかでは思ったりすることがある。
ちょうど、今日花回廊の話をしていて、そのことを思い出した。

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          教会からの眺め
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by cafe_mazekoze | 2010-02-16 23:25 | Artなこと | Comments(2)