命の木

四辻藍美さんの作品のなかに「命の木」という作品がある。
2011年の震災が起こったあと、藍美さんが最初に作った作品。
この作品を見ると、心の中にポッと火が付いたみたいに温かい気持ちになる。

土の中からしっかりとたっている命の木。
「命の木」は、堂々としているけど優しくすべてを包み込むような木。この木のそばにいると心落ち着く。
震災で亡くなられた人々、いまだ行方不明の人々、残された家族。すべてを包み込んでくれる命の木。
なぜかこの作品の前では手を合わせたくなる私だけど、その思いは年々強くなる。命の尊さがちょっとはわかるようになってきたからなのか、2011年には自分の父も含め大切な人が何人か亡くなった。
何か大きなものに自分も守られているんだと思いたい気持ちがだんだん強くなる。
藍美さんのアイヌ刺繍、それは自分も守られているんだと思わせてくれるほど優しい力で満ち溢れている。

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by cafe_mazekoze | 2015-10-20 22:22 | Artなこと | Comments(0)
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