『八坂塾inわくわく堂;Rocketstoveワークショップ』

長野県大町市八坂の「わくわく堂」にて
『八坂塾inわくわく堂;Rocketstoveワークショップを開催します。

先週から今週にかけて少々慌ただしかった為、
直前のお知らせになってしまったこと、お詫びいたします。
お時間、ご興味のある方のご参加をお待ちしております。
      WSファシリテーター : リキトライバル 小池マサヒサ

 『八坂塾inわくわく堂;Rocketstoveワークショップ』
◆日時:12月17(土)・18(日)
(午前10時集合)
11時半開始ー16時終了
◆場所:長野県大町市八坂11​143 わくわく堂
◆参加費:おひとり1500円 (定員20名)
◆持ってくる物:温かい格好 軍手 お弁当(汁ものは準備?します)
※わくわく堂に宿泊可能 素泊まり1000円 (寝袋持参でお願いします)
◆WSの内容
 一日目:●Rocketstoveとは何かについて(レクチャー&ディスカッション)
       …今私たちが暮らす世界と繋がる道具…Rocketstove
       ●一斗缶ロケットストーブをつくる。(実践)
       (一人一台、一斗缶ロケットストーブをつくります。)
 二日目:●Sustainableな暮らしを繋ぐもの(レクチャー&ディスカッション)
       …Natural Building …自然素材の可能性
       ●わくわく堂に設置するRocketstoveづくり(実践)

今回のワークショップでみなさんがわくわくして、また生きる知恵になることを願っています。みなさんのご参加お待ちしてます。
※ご参加のお問い合わせは、RIKI-TRIBAL 小池マサヒサ 090-8505-1280 まで。
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今回、ワークショップを開催する「わくわく堂」は、旧長野県長野県北安曇郡八坂村、現在は大町と合併した大町市八坂の山村に移り住んだ家族…遠藤家が暮らす住まいでもある古民家。
Blog由朋
2008年12月から古民家を借り、ご夫婦と娘さんの家族三人で暮らしている。
正直なところ、自他共に認めるボロ家屋好き…廃墟マニア?の自分が、ほんとうに大丈夫なの?と思ってしまった素敵な古民家に暮らす遠藤さん家族。家は築100年弱ほどだそうだから古民家とは言ってもそれほど古い家ではないが、萱ぶきづくりらしい立派なつくりだ。私的には博物館級の貴重な山の家だと思う。
この家を見るだけでも十分に価値がある…とはいえ…ぼろさ古さはさておき、夏はさぞや涼しいと思う…けど、冬はマイナス15度になるそうだ。

長野県内の山村の過疎化の第一の理由は「寒さ」と言っても過言では無いと思う。
かつて…その昔山には、寒さを耐え、冬を乗り越えるだけの十分な価値…それ以上の山からの恵み、山の恩恵があったのだと思う。
そうした恩恵をもたらしてくれる山に感謝しながら山と共に暮らしていた人々。
もちろん今だって山の恵みも恩恵もあるだろうけれど、山の生活にもたくさんの化石燃料やはるか遠くでつくられる電気が欠かせなくなった今…山での暮らしは山の恵みだけでは維持存続できなくなってしまったということなのだろう…。

そんな過疎化した山村そのもののような八坂に彼ら家族が移り住んだのは、ちょうど私たち家族が長野市に暮らし始めた年の直前の年末だったそうだ…。
当初は山村で暮らすつもりで東京から長野へと考えていた私たち家族だが、その後のいろいろな理由もあって、結果的として善光寺門前に暮らすことになったのも何かの縁だとは思う。けれど、今も私は山で暮らすというイメージを常に持ち続けている。
そこが山村であるか山中であるかの違いはあるだろうけれど、とにかく私は山懐に暮らしたい。

実は今回のRocketstoveワークショップは、準備らしい準備ができてはいない…と言ってしまうと、参加される方々にはもうしわけないのだが、「準備は十分にできないけれど、まぁとにかくやってみますか…」から開催することになった。
私が今回このWSをお引き受けすることにした理由は、この「八坂塾inわくわく堂」の主宰者である遠藤家族の八坂での暮らしに私なりに何か手伝えることがあるとすれば…という想いから。
私は今、長野県と新潟県の県境…黒姫高原での暮らし…「はらっぱのーと」という場づくりもお手伝いさせて頂いているが、こうした人々のとりくみこそが、時代の最先端のとりくみであると思っている。
そんな彼ら彼女らがイメージする未来づくりに私の経験が少しでも訳にたつことができればとても嬉しい。

言うまでも無いが、長野県に限らず日本中の中山間地、農山村は何処もかしこも過疎化の一途を辿っている。私の父母が生まれ育った山村やその周辺の村々の殆どすべてが高齢化し過疎化している。
そんな状況の中、数値的にみれば過疎化を覆すような変化にはならないにしろ、彼らのような私よりも一回り以上若い世代が…若い家族が山村を選択し始めているという事実こそがこの世の真実…未来へと繋がるリアリティーだと思う。

ご主人の遠藤由くんによると、山村に移り住みたい…という彼らのような若い世代が徐々に増えてきている…八坂にはけっこういますよ…とのこと。
なんとなく噂さは聞こえてきてはいるけれど、それは本当なのだろうか。
本当なのだとすれば、そんな山村での暮らしを選択する彼らは何を思って…、かつてここで暮らした人々がこぞって離れようとする山村にあえて移り住もうとしているのかというところへと私の興味は向いている。
父母も祖父母もそのまた祖父母も・…山村で暮らし続けてきたからには、私の遺伝子のどこかには確実に山村での暮らしによって築かれてきた何かが潜んでいると思う。
東京から長野に戻って…今は街中に暮らしてはいるものの、山に出かけた時には必ず体の奥底にうごめく何かを感じる。
これはいったい何なのだろう…。
かつて岩にしがみついていた時も…。山中に入り作品の素材となる材料をあれこれ探している時にも感じる何か。
あの匂い…あの気配は、嗅覚や視覚などの感覚器を越えた遺伝子の何処かの震えとと共に感じているような気がしてならない。
遠藤くんをはじめ、この時代に山村を選択する人々は何を山に感じているのだろう。
私の興味は彼らの遺伝子を揺らす何かへと向いている。
その入口となるものの一つが今はRocketstoveなのかもしれない。


マキ割、畑、田んぼ、囲炉裏作り、マキ風呂、冬の寒さはなんと-15度、仕事(現金収入)を作る、白炭焼き、静かさ、獣、夜の闇、月の明るさ…。
それまで神奈川県の街中で住んでた家族にとって、やることなすことが驚きと感動…今もその連続だという。
これが山の子、まさに自然児…という表現がピッタリ?な娘さんを見ていると、彼ら家族が八坂の自然と人に生きる知恵を教わりながら元気に生かされていることをありありと感じる。
そして現在、そんな彼らが暮らす古民家をコミュニティースペース、ゲストハウス、寺子屋として開放しながら、農を中心とした衣食住をみんなで考えながらこれからの暮らしをシェアしたいと願っているそうだ。


そんな彼らに私がシェアできるものがあるとすれば、それは、これまでの人生で私が感じてきた最も大きなリアリティー…。
それは「自分でつくることの喜び」しかない。

そこに暮らす彼らの代わりに私がつくってあげることはできない。
そこに暮らすと決意した人々にとっての最大の学び…いずれ最大の喜びへと進化するはずの、「自分でつくる機会」を私が奪うことはできない。
私にできること。それはつくることは喜びを、この場を共にする人々とシェアすることだと思う。

                     小池マサヒサ 記
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by cafe_mazekoze | 2011-12-16 11:18 | RIKI-TRIBAL | Comments(0)
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