マゼコゼ発・日常彫刻

いつもcafeマゼコゼ日記をご覧頂き、ありがとうございます。

cafeマゼコゼは、昨年の11月末にオープンしてから3ヶ月がすぎました。
もともと、“超のんき者”な私たち。
色々な人々の協力や助け無しでは、全くやって行けてはいないと思います。ほんとうにいつもありがとうございます。今は正直なところ、日々の出来事や出会いにどうにか付いて行くのがやっと…といったところ。
ここまで本当によく頑張ってくれている妻は、ついに今日はダウン。
アワアワしている間に春はもうすぐそこまで来てしまっているし、長野に来てから早1年だし、真剣に考えなきゃなぁ…と焦りつつ、急には止まれない、変われない、自分にうんざりしながらの今日この頃です。

私(夫)は、皆様への感謝しつつ、そして自身の頭の中の整理も兼ねつつ、日頃…最近、私たちが何をしているのか?とか、どうしてcaféを始めたのか?とか、こんなことができたらいいなぁ…とかを少しずつ綴ってゆけたらと思っています。そこで今回は、RIKI-TRIBAL・小池マサヒサ←私が製作し、マゼコゼで販売も始めたモノの幾つかをご紹介したいと思います。

日常彫刻 「キ」・「テツ」
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上 「キ・クルミミ」:¥1800 下「キ・クルミヨ」:¥2400
材料はクルミ(旭山産)+鉄

「日常彫刻」とは、
気がついたことをメモするような感覚でつくる彫刻のような落書きのようなモノ。
時に、工芸品のようなカタチの時もあるけど、なんだか使い道のわからないようなカタチのものもあります。最近になってようやく、自分には量産ができない…ということを深く自覚しました。

…マゼコゼでは、薪ストーブを使っているのですが、今年の冬の薪は、主に親戚の山(芋井地区)で間伐した杉材で、+近所から出る雑木(梅や林檎やケヤキなどの剪定枝)なんかを使っています。
先日、「やばい!薪が底を尽きそうだ!」と焦っていると、父から「カタクリのそばの雑木を片付けて持ってけ。薪にしていいぞ」と言われ、雪解けを待って片付け。
私の父は、旭山の麓に群生するカタクリを保全するグループ(カタクリの会)加わっているのですが、そのあたりを掃除したり整備したりしたときに出た雑木の中にあったクルミの木を使ってつくったのが上の日常彫刻。このクルミの木は市内からも近い旭山で自生して育った木。近くにはまだ何本かクルミの木がありました。このクルミに実が付くのかどうかは未確認です。
家具材としても人気のあるクルミはもちろん薪にはなるけど、旭山産のクルミを長野市に暮らしながら使えるのはとってもいいなぁ…と思いながらつくったのがこの彫刻。

「これは何に使うんですか?」という質問は当然あるでしょうね。
…でも、気になさらずどうぞご自由に、あなたが感じるままにお使い下さると嬉しいです。
現在、マゼコゼにて展示販売中です。是非手にとってご覧下さい。
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「キ・クヌギヨ」¥2800
材料はクヌギ (芋井地区の山で育った木が板材になって長らく納屋の壁材として使われていたもの)
+鉄 


私の生き方を決定づけたのは美術の選択、そして彫刻という表現方法との出会いでした。
芸大に行きたい!と言って長野から東京に行ったのが18歳の時
「東京に行く」が目的だった私にとっては、美術も彫刻も目的を達成する為の唯一最善の方法というだけで、その選択が私のその後の生き方を大きく左右するというあたりまえのことを当時の私は全く考えてはいなかったような気がします。
でも私がその方法を唯一と思い込んだことには大きな理由がありました。
その理由は、修学旅行で行って見た、奈良・東大寺南大門の金剛力士像(仁王像)、そして、生まれ育った長野市・善光寺・仁王門の仁王像。この二カ所4体の彫刻像がそれ。a0162646_22351583.jpg
「俺もあれと同じ彫刻がつくってみたい」
と思ったのが東大寺の仁王さん。
…で、「おッ、そう言えば、こんな近くにも同じのがあるじゃね~か」…ってのが善光寺の仁王さん。
だから美術、だから彫刻なんです。
今だからこんな話もできるようになったけれど、なにせ当時、やんちゃな10代の頃の話しです。仏像に感動してるなんて照れくさくて。だから友達には胸の高鳴りを悟られないように、かなり下から目線で見上げていたからでしょうか?異様な迫力…という印象の東大寺南大門金剛力士像は鎌倉時代(1203年)の運慶作。一方、善光寺仁王門の仁王像は、高村光雲と米原雲海による合作で大正8年作。運慶が生きた時代と光雲が生きた時代には約700年の違いがありますが、高村光雲が運慶らによる鎌倉彫刻に強く影響を受けていたことは、善光寺仁王門の仁王像を見れば明らか。
まさか彫刻を…、美術を自分の生き方にするなんて考えてもいなかったあの頃。
「東大寺の仁王像は確かに迫力あるけどさ、でも善光寺の仁王像だって負けちゃいね~よなぁ…」と思いながら、善光寺の近くで生まれ育ったことが嬉しくもあり誇らしくも思ったものでした。
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by cafe_mazekoze | 2010-03-03 20:50 | Artなこと | Comments(1)
Commented by りょうこ at 2010-03-06 08:46 x
キ・クヌギヨ欲しいです。行った時に並べてあったのは見て欲しいなでも値段がついてないみたいだし販売はしてないのかなと思ってました。森のしずくDAYSの時に良かったらお願いします。
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